食生活マメ知識

2020年6月号

「サッパ」「ママカリ」って何ですか?

 「サッパ」と聞いてすぐに解る人は、なかなかの「ツー(通)」ですねぇ!

 では「ママカリ」といったら解る人、増えますか?
 そう~!「魚の名前」です!!

 標準和名は「サッパ」ですが、「ママカリ」とは地方名で、岡山県の郷土料理「ママカリ寿司」が有名です。

 「ママカリ」は全国に分布していますが、食用にするのは西日本、特に瀬戸内です。

 図鑑などには「サッパ」という名前で掲載されていますが、「さっぱりとした口当たり」からこのような名前になったのでしょうか?!
 また、「ママカリ」も、しつこさを感じさせない好印象なネーミングですよね。

 「ママカリ」という名前の語源は、『ご飯が進み、炊いた分では、足りなくなり、隣人から「ご飯(ママ)」を「借りて(カリ)」こなければいけないほど美味しい』ということで、この名前が付けられたようです!

  そして「ママカリ」は美味しいだけでなく、産卵前の6~8月と10、11月には脂質が多く、筋肉の部分や脂肪組織にはDHAやEPAが豊富に含まれている((※)脂肪酸に占めるDHAとEPAの割合が27~30%)ことから、動脈硬化などの生活習慣病予防に期待大の逸品なのです。

 ママカリ料理(寿司や酢漬けなど)は、海の幸、里の幸、山の幸に恵まれた、備前平野を代表する最高級の御馳走といってよいでしょう!
 皆さんも機会があったら是非、ご賞味あれ!!

 (※)岡山県農林水産総合センター水産研究所(出典)

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