食生活マメ知識

2020年1月号

「おでん」の知られざる世界(part2)

 さて、今月も先月に引き続き、「おでん」のお話しです。

 江戸で流行った、食材を煮込み、直前に味噌をつけて食べる「煮込み田楽」=「おでん」ですが、その後、明治時代には汁気の多い「おでん」に進化していき、それが大正時代、関西地方に伝わりました。

東京の料理人によって大阪に持ち込まれた「煮込みおでん」は、「味噌だれのおでん」と区別するため「関東煮(かんとうだき、かんとだき)」と呼ばれるようになったといわれていますが、これには諸説あり、中国料理から着想した「広東煮(かんとだき)」であるともいわれているようです。

それはさておき、「おでん」は、さらに進化を続け、全国各地にいろいろな「ご当地おでん」が発展していきます。

有名なところでは、黒はんぺんに、だし粉(かつお節の粉)、青のりをかける「静岡おでん」、鯨の皮(コロ)やさえずりなどの鯨種が入る「関西風」、八丁味噌の真っ黒なつゆの「名古屋風」、豚足をメインとした「沖縄風」など、全国各地でご当地おでんが賞味されています。

今では、「冷やしおでん」なども登場し、冬だけではなく、1年中、いつでも食べたいファストフードとして進化し続けています。

世界に誇る「日本のソウルフード」=「おでん」!
是非、皆さんも、「ご当地おでん」や、食べたことのない「おでんネタ」に挑戦してみてはいかがでしょう!!

all today yes