食生活マメ知識

2019年3月号

果物の品種に「デコポン」はないってホント?

 冬から春が旬で、人気の果物の一つでもある「デコポン」、実はそんな品種の果物はありません!

 誰もが一度は聞いたことのある「デコポン」ですが、これは品種ではなく、「不知火(しらぬい)」という品種の一つで、糖度13度以上、クエン酸1%以下などの条件をクリアした「不知火」だけが名乗れる代物です。

と思いきや、「デコポン」とは、「熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)」が商標登録した「商標名」ではありませんか!

 ということは、商標名(ブランド名)を勝手に使用してはいけないということです。
 現在では、「糖度13度以上かつ、クエン酸1%以下かつ、JA(農協)から出荷」の条件がクリアしている不知火だけに「デコポン」という名前を付けることが許されています。

 すなわちJAから出荷されても基準が満たない場合は、「不知火」となり、また、基準が満たされていても、JA以外から出荷されたものは「不知火」となるということです。
 しかし果物だけに「かわいい名称」を付けた、愛媛の「ひめぽん」や、徳島の「ポンダリン」などといった、JAから出荷していなくても甘くておいしい「デコポン」のような「不知火」が流通しています。

 皆さんもスーパーや八百屋さんの果物売り場を探して見て下さい。
 甘くて美味しい、そしてお手軽価格の「不知火」に遭遇できるかもよ?!

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