食生活マメ知識

2017年6月号

「あじさい」は日本だけの花なの?

 日本では、梅雨の季節になり、何かと鬱陶(うっとう)しい時季の到来です。
そんな時季ですが、ココロを和ましてくれるのが「あじさい」!
あじさいは、雨がもっとも似合う花であるといってもよく、しっとりと濡れた姿が美しく、梅雨ならではの風情を感じさせてくれます。

 あじさいは、歴史が古く、日本最古の和歌集である『万葉集』にも登場していますが、「あじさい」という呼び名が先で、後からこの呼び名に「紫陽花」という漢字を当てはめたようです。

また、あじさいの語源は諸説ありますが、「藍色」が集まった「集真藍」(あづさあい/あづさい)が、なまって「あじさい」になったといわれるのが、もっとも有力です。

「あじさい」は、もともと日本固有の植物ですが、江戸時代の後期に長崎オランダ商館の医師として来日した「シーボルト」によって海外に紹介され、それ以来、西洋でも親しまれる花となり、様ざまな品種改良を経て、日本に逆輸入されるようになりました。

 そして現在よく見かける手まりのように球形になって咲いているものが「西洋あじさい」で、額縁のように周りだけ花が咲いているのが、日本原産である「額あじさい」です。

 ということで、私たちが見る、その多くは「西洋あじさい」ですが、これが日本における季節の風物詩になっていることを考えると、とても不思議な感じですネ!


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