食生活マメ知識

2016年9月号

「甘柿」と「渋柿」の違いはなに?
 この季節になると店頭に出回ってくるのが旬の果物「柿」です!!

 皆さんもご存知のとおり、柿には「甘柿」と「渋柿」がありますが、どのような違いによって分けられているのでしょう? 柿の木を見てもぜんぜん分かりません!

 実は柿はもともと渋い味の「渋柿」しかなかったため、昔はアルコール漬けして甘くしたり、完熟させることで少し甘い柿にしていましたが、近年になり、熟すととても甘くなる柿が発見されました。
 この甘い柿は、渋柿が突然変異した種類と考えられていますが、この2つの違いは、甘くすることが必要な柿を「渋柿」、最初から甘い柿を「甘柿」と呼んでいます。

 また渋柿のなかでも、熟せば甘くなるものは、この柿に含まれている渋み成分のタンニン性物質である「シブオール」という成分が不溶性(柿の中の水分に溶けない)になることで、独特の渋みを感じさせなくしています。
 黒いツブツブの斑点が果肉に入っている柿を見たことあるかと思いますが、あの黒いツブツブが不溶性になったシブオールです。
 これからが柿の季節、柿好きにはあの黒いブツブツはたまりませんなぁ~。

 そこで一句!『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』
鮮やかな秋の色をした柿と、美しい秋空の下に広がる法隆寺の抒情的な情景と荘厳な時の鐘の音を句に含め、人の五感を刺激して秋を感じさせる正岡子規の名句です!!


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