食生活マメ知識

2015年6月号

佐藤さんが作ったから「佐藤錦」なの?!
 日本が世界に誇れる果物のひとつに「サクランボ」があります!
そのサクランボの中でも「味、色つや」ともに王様、いや女王様である最高品種が「佐藤錦」です!!

 サクランボのルーツ(原産地)はトルコといわれ、その生育を徐々に広げて、紀元前にはヨーロッパ一帯まで広まり、19世紀に入るとアメリカ大陸へも渡っていきました。
 日本にサクランボが入ってきたのは、1860年(明治元年)、開拓使の手によってアメリカから輸入されたといわれています。

 当時(明治初期)、全国各地でサクランボ栽培を試みましたが、収穫期が梅雨と重なるために実が割れてしまい、ほとんどの地域で生育を失敗してしまいました。
 しかしそんな中、比較的梅雨の季節が短い山形県周辺で生育が成功したことから、現在では全国生産量の7割以上が山形県に根付いた特産物に発展していったのです。

「佐藤錦」は、「ナポレオン」と「黄玉」という品種の掛け合わせですが、この品種改良したのが山形県東根市でサクランボ栽培をしていた「佐藤栄助」氏です。
 最初はこのサクランボ、山形県の旧名である「出羽国」にちなんで「出羽錦」となる予定でしたが、『「佐藤」さんの「砂糖」のように甘いサクランボ!!』という2つの意味を込めて「佐藤錦」と命名されたそうです。

ということで、もしこのサクランボを品種改良した人が「鈴木さん」や「高橋さん」だったら、きっと「出羽錦」になっていたんだ?と思うと、お相撲さんの名前といっしょ??と考えてしまうのは私だけでしょうか?!


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